読書メモ「イシューからはじめよ 知的生産のシンプルな本質」

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読んだ目的

  • 仕事に無駄が多い、クライアントが本当に求めるものを提供したいが、考え方がわからない
  • 自分の場合、アウトプットがヘボいのは時間が足りないせいではない(いくら時間があったところで良いものが作れるわけではない)為、何かが根本的に間違ってると思い、再度この本をチョイス

 

読書メモ

生産性とは

  • 生産性 = アウトプット(成果)/ インプット(投下労力・時間)
  • アウトプット = 意味のある仕事
  • 意味のある仕事 = どれだけ必要性の高い問題に対して(イシュー度)、どれだけ明確に答えを出せたか(解の質)

イシューを見極める

  • 「これは何に答えを出すものなのか」を明確にしてから問題に取り組む
  • 見極め判断には経験値が必要
    • 受け手(クライアント)にとってインパクトあるか?
    • 説得力あるかたちで検証可能か
    • 受け手にそれを伝えられるのか
  • 仮説を立てスタンスを取ること
    • イシューに答えを出せねばならない
    • 必要な情報、分析すべきことがわかる
    • 分析結果の解釈が明確になる
  • よいイシューとは
    • 本質的な選択肢
      • そのイシューに答えが出ると、その先の検討方向に大きく影響を与える
    • 深い仮説
      • 新しい構造
    • 答えを出せる
      • 答えを出す手段がない問題には関わらない
  • 情報収集
    • 一次情報に触れる(データ場合:加工されてない生データにあたり、変化パターンや特徴を見て理解する)
  • イシューが見つからない時
    • 最終形からたどる、目指すべき姿とそこに辿り着く道のり
    • 目指すべき姿?
      • 現在の事業状況(市場視点・競合視点)
      • 事業が目指すべき姿
      • 3〜5年後の目的をどう置くか(例 相対的地位を守る、市場を活性化する)
      • そのときの強み、自社らしい勝ちパターンは?
      • それは数値でどう表現できるか?
    • So what?(だから何?)を繰り返す
  • 空・雨・傘
    • 空:西の空が晴れてる(課題の確認)
    • 雨:今の空の様子では雨は振らなさそう(課題の深堀り)
    • 傘:傘は持っていかなくてよい(結論)
  • 分析とは?
    • 比較:分析の本質は比較
    • 構成:何を全体として考え、何を抽出した議論をするか(全体と部分との比較)
    • 変化:何と何を比較したいのか(同じものを時間軸上で比較すること)
  • 軸は原因と結果から
    • イシュー「よく笑う人はそうでない人に比べて健康だ」
    • 原因軸「笑いの質と頻度」
    • 結果軸「健康度」
  • 「答えありき」と「イシューからはじめる」は全く違う
    • フェアな姿勢で分析
    • 「自分たちの仮説が正しいと言えることばかり集めてきて、本当に正しいのか検証しない」ケースになりがち
  • トラブル
    • 着手を早く
    • 欲しい数字や証明が出ない→構造化して推定する
  • 受け手は「賢いが無知」と思ってプレゼンする