東京通信大学の科目履修生でビジネスデータ分析Ⅰの単位を取得した
東京通信大学では科目履修生の制度があり、外部の人が単発で受けたい講義だけ受けられるシステムがあります(1単位6000円)。2021年の1学期に開講されている科目の中で「ビジネスデータ分析Ⅰ(前野譲二)」を見つけて興味が湧いたため、受講してみました。
Rを使ってビジネス上のデータ分析を学ぶ講義です。この分野は興味があって個人的に市販の本で勉強していましたが、学部の授業を受けてみたいと以前から思っていました。科目履修の制度を知り、試しに受けることにしました。*1
受講状況
- 単位:取得〇(1単位)
- 成績:S
- 費用:6000円
- 別途:入学金10000円、学籍管理料5000円
教材と講義内容
ビジネスデータ分析ⅠはRを使ってデータ分析を学びます。Rを使う中で、調べてもわからなかったりつまづいたりしたときは、質問もすることができて安心です。教材はウェブ上で配布されるPDFがあります。Rのダウンロードから始まるので、初心者でも問題ありませんでした。
R: The R Project for Statistical Computing
講義内容の目次です。
- ビジネスデータ分析入門
- データの種類
- RStudioの利用
- 基本的な演算と関数
- データフレーム
- 日本の産業・企業に関する理解
- 日本標準産業分類
- 株式と株価、株価指数
- Rによる株価と指数の視覚化
- リスクとリターン
- プロ野球のデータを利用した記述統計の復習
- プロ野球のデータの入手とデータの理解
- Rを利用したデータの視覚化
- データの五数要約と代表値
- 記述統計の復習
- 共分散と相関係数
- 共分散の定義と計算
- 相関係数
- 野球の得点と打撃成績の相関
- 観客動員数と勝利数の関係
- 企業財務データの理解
- 資産
- 負債
- 資本
- 収益と費用
- 財務データの評価:安全性
- 企業が安全であるとは
- 安全性の各種指標
- Rによる安全性の計算(1)
- Rによる安全性の計算(2)
- 財務データの評価:収益性
- 企業の収益性
- Rによる収益性の計算(1)
- Rによる収益性の計算(2)
- 損益分岐点
- 成長性と総合的な分析
- 成長性の概念
- Rによる製造業の経営分析
- Rによる非製造業の経営分析
- Rによる銀行業の経営分析
目次を見ただけでこんなにそそられる講義は今までありませんでした。内容も難しすぎず、分析未経験の人がいきなりこの授業を受けてもついていけます。仕事が忙しくて流れ作業的に授業を消化してしまった部分もあり、もっとじっくり受けたかったなと反省してます。
タイミング悪くてここでいったん科目履修は終えましたが、機を見て「ビジネスデータ分析Ⅱ」の受講もしてみたいです。
*1:テクノロジーマーケティングⅠも合わせて受講しました。